積雪寒冷地では,ポットホール補修が頻繁に行われており,補修跡の増加に伴う平坦性の悪化や車両交通への影響拡大が懸念されている.本研究では,北海道内一般国道の約200kmを対象に,車載動画と交通プローブデータを用いて,補修跡等の路面変状が一般車両および物流車両の走行速度に及ぼす影響を統計モデルにより評価した.まず,ひび割れ率,IRI,わだち掘れ量のデータ分析から,対象路線の健全性区分IIIの約50%が補修跡の顕著な区間であることを示した.次に,統計モデルにより,IRの増加が一般車両および物流車両の走行速度低下に有意に寄与することを明らかにした.さらに,上記モデルを用いてシナリオ分析を試みたところ,補修跡が10箇所以上ある100m区間を修繕することで,所要時間が4%以上の短縮となり,従来の管理基準よりも高い効果が得られる可能性が示された.
WATANABE et al. (Wed,) studied this question.