2017年7月朝倉市を流れる白木谷川流域において大量の流木を伴った土石流が発生した.下流域に大量に流出した流木は橋梁等により捕捉され,河道閉塞を引き起こした.このような災害への対策を図るうえで,流下してくる流木の量やスケールを把握することは重要である.流木は流下する過程で破断し短くなる.本研究は,まず,流木に衝突荷重が作用して破断する状態を,単純支持梁に集中荷重が作用している状態と等価であると仮定して,流木の破断条件として限界流木速度を明らかにした.次に,流木の破断について確率論的な観点と,流木長の現地測定結果を基に各河道地点における流木破断確率を調べ,上流ほど破断確率が高いことを明らかにした.最後に,流木破断確率,河道勾配,流木速度の関係について水理学的な観点からエネルギー保存則を用いて調べた.その結果,河道勾配は大きくなるほど,流木速度は速くなるほど,流木破断確率が高くなることが明らかになった.これは確率論に基づいた結果と一致することを示した.
FUKUOKA et al. (Thu,) studied this question.