施設栽培において安定した農業生産を実現するには,栽培環境の適切な制御と対象となる植物の生育状態を細やかに把握することが必須である.本研究では,植物の生体情報を簡便かつ低コストに取得する方法として,作業者の一人称視点(first-person view,FPV)で撮影した映像の活用を検討する.作業時に撮影したFPV映像には,作業者の動きに伴うブレや植物以外が映ったフレームが多く含まれており,生体情報計測に適合する画像の選別が課題となる.そこで本研究では,慣性センサで取得した作業者の動作データを併用し,FPV映像から生体情報計測に適した画像を自動抽出する方法を提案した.試作システムを構築し,施設栽培トマトを対象とした計測実験を行った.取得したデータから,作業者行動に基づいた目的画像の抽出,および植物生体情報計測への適用を試みた.得られた結果より,提案手法が温室内の生育調査支援に有用である可能性を示した.
CHO et al. (Sat,) studied this question.