韓国では,海外への生命保険市場開放に合わせ国内市場の開放を図り,地方を拠点とした生命保険会社「地方社」が設立された。全国規模の新設会社「全国社」と合わせ,生保市場の多様化に寄与したが,それらの会社がその後どうなったかについては,アジア金融危機時の破たん処理を除いて考察を見ない。調べたところ,多くの会社はアジア金融危機時に統合・整理されたが,地方社全国社併せて6つの会社が現存していることがわかった。多くが金融機関等の傘下に入り,地方社も地方を拠点とする会社という性格は失ったが,生保市場への参入を目指す会社のビークルとしての役割を果たしたことがわかった。政策的な市場開放は他の保険市場でも起こり得ることであり,韓国の地方社・全国社の現状はそれらを考える上で参考とできるであろう。
Masaaki Shigehara (Mon,) studied this question.