【背景】壊死性筋膜炎は急速に進行し,高い致死率を有する重篤な感染症である.近年,壊死性筋膜炎はいずれの軟部組織にも感染を生じうる可能性があることから,より包括的な壊死性軟部組織感染症(NSTI)として捉えられている.【方法】当院で,2023年4月から2025年2月にNSTIと診断され治療を行った16例のうち転帰が確認できた13例を対象に検討した.【結果】主な起因菌はA群溶血性レンサ球菌であり,NSTI分類ではTypeⅡが最多で7例であった.治療としてデブリードマンを9例,切断を2例,陰圧閉鎖療法を4例,局所抗菌薬持続灌流療法を2例行った.死亡率は約30%で,全死亡例で合併症を認めた.診断には皮膚所見を超える圧痛やエコー所見が有用であると考えられた.また血液培養陽性率は23%であった一方,試験切開時の検体採取が起因菌の同定に有用であると示唆された.【結論】NSTIの予後改善には迅速な診断と適切な抗菌薬治療,早期デブリードマンが重要である.
橋詰 et al. (Wed,) studied this question.