症例は33歳の女性,職業はicuの看護師で,既往症はアトピー性皮膚炎.バスケットボールプレイ中に左膝を捻って受傷した.受傷から2か月後に左膝の前十字靱帯断裂(以下acl),内側半月板損傷に対して半腱様筋腱を用いた鏡視下acl再建術,内側半月板部分切除を施行した.術後7日目に左下腿の創部感染を疑い,洗浄,デブリードマン,鏡視下洗浄術を施行した.創部と関節内組織の培養の結果,mrsaが検出された.術後4種の抗菌剤を投与し,臨床症状,血液データ共に改善し,感染は鎮静化したと判断した.膝の機能回復は良好で,術後10か月目にスポーツ復帰した.術後11か月目に創部の浸出液からmrsaが検出され,mriの結果,脛骨側の固定材が脱転していた.術後1年で再鏡視と脛骨側の固定材を抜去した.再建したaclは緊張,滑膜の被覆共に良好であった.脱転した固定材に締結した縫合糸は断裂していた.感染が潜在し,縫合糸が融解し,固定材が脱転したと推測した.
武田 et al. (Wed,) studied this question.