【目的】本研究の目的は,周波数差分法による下肢血管撮影において,異なるlook up table(LUT)が造影効果におよぼす影響を明らかにすることである.【方法】下肢血管模擬ファントムの造影剤濃度(100%,75%,50%,25%)を変更し,周波数差分法により撮影を行った.次に,各画像のLUT(リニア,A,C)を変更した.対照はリニア-100%とし,プロファイル曲線を用いたコントラスト評価およびdegradation category rating法を用いた主観評価を行った.【結果】骨中心部におけるコントラストは,A-100%,C-100%は対照と比較して高い値を示した.骨辺縁部におけるコントラストは,A-100%,A-75%,A-50%は対照と比較して高い値を示した.主観評価では,骨中心部におけるスコアは,A-50%,C-50%において我慢限を超える結果となった.骨辺縁部におけるスコアは,A-75%,C-50%において許容限を超える結果となった.【結語】周波数差分法においてLUTを適切に変更することは,造影効果の向上に寄与することが明らかとなった.
Sekiguchi et al. (Thu,) studied this question.