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一般市場に流通している各種木酢液はその製造方法・原材料の種類により品質には大きなばらつきがある。一方, 市場においては安全性および有効性が保証された木酢液が求められており, それらを保証する公的製品規格が必要とされている。この品質規格における構成成分の定量規格がない現状をふまえて, 本研究では, 蒸留によって製造管理された木酢液の構成成分の規則性と再現性を調べた。そして蒸留による製造方法が木酢液構成成分の安定規格化の可能性を持ち, それにしたがって公的品質規格策定の可能性について検討した。研究対象は551検体の蒸留木酢液とした。蒸留木酢液を構成している成分の中から15成分を選び出し, 含有率を定量分析し規則性と再現性を調べた。その結果, 次のことが明らかとなった。1) 15成分中, 13成分の含有率の偏差は正規分布をしていた。2) 酢酸濃度の変化と成分含有率の変化には規則性がみられる。3) 酢酸濃度が高くなれば構成成分の含有率の偏差が小さくなる。4) 各成分の含有率の偏差が, 一般的に管理値の目安とされる±3σの範囲に, 15成分全てが収まっている検体が93.6%であった。又, 原料木酢液中の15成分についても分析をおこない, 蒸留木酢液と偏差を比較した。その結果, 蒸留木酢液の偏差は, 原料木酢液の約1/4になっていた。よって, 蒸留によって製造管理された蒸留木酢液は, 各構成成分の定量により公的品質規格が策定されうることが示唆された。
Higashino et al. (Sat,) studied this question.