線路下横断工事の鋼管推進中においては,列車走行の安全を確保するために,軌道変位の自動計測を行い,その結果に基づいて一掘進長の見直しや軌道整備などの対応が図られている.しかしながら,最も土被りの浅い位置の鋼管は,夜間の列車間合いに推進されるため,推進中に発生した土中の緩みに起因した軌道沈下は,その後の列車走行の繰返し荷重を受けてから顕在化する.このため,推進中にリアルタイムにこの沈下を予測できる技術の構築は,列車走行の更なる安全向上に寄与すると考えられた.そこで本研究では,降下床実験,実物大掘削実験および現場での検証を通して,砂質地盤の鉄道盛土内の鋼管推進を対象に,沈下の兆候である土中の緩みを弾性波探査で捉えて路盤面沈下量を予測する,軌道変位の自動計測の補助技術を提案する.
Nakayama et al. (Thu,) studied this question.