これまでの研究で,“Freshwater Carbon”が大気中の二酸化炭素を吸収することが示されているが,その吸収量の決定要因は不明である.pHと溶存酸素(DO),そして光合成活性が二酸化炭素の吸収量に影響することが示されているものの,まだ十分に研究されていない.本研究では,愛媛県西条市にある山ノ神池と塩出池を対象に,数ヶ月間の観測結果から,水中のpH,DO,水域内の代謝,二酸化炭素分圧の関係を分析した.また,3日間にわたる神池の短期観測データを用いて,DOとpHの関係をより詳細に分析した.その結果,pHの増加に伴ってDOが増加するpH9.0の領域,およびDOがほぼ横ばいに推移する7.5<pH<9.0の3つの領域に分類できることがわかった.また,DOを用いて水域生態系の代謝を推定した結果,pHは生態系代謝に強い関係があり,主に生態系光合成に影響を与えることが明らかになった.
PENG et al. (Thu,) studied this question.