私たちは持続可能な社会の実現を目指しつつも、つい快適さや即時的な満足を優先してしまう場面に直面する。そうした選択の背景には、「欲望」という人間の根源的な心理的動きがある。本ワークショップでは、持続可能な行動変容の鍵として、マインドフルネスの実践がどのように役立つのかを探求する。マインドフルネスとは、「今この瞬間の経験に、評価や判断を加えずに注意を向けることで得られる気づき」(Kabat-Zinn, 2003)と定義される。本ワークショップでは、ここでいう「気づき」とはどのようなものか、またそれが欲望とどう関係するのかを明らかにしていく。さらに本ワークショップでは、中核的な理論の紹介に加えて、実際にマインドフルネス瞑想を体験する時間を設ける。呼吸への注意、身体感覚への意識、そして欲望が生起する瞬間への気づきを通じて、「今ここ」にとどまる感覚を参加者自身が体験する。初学者にも経験者にも開かれた実践の場として、マインドフルネスの本質を体感的に学び、日常や支援の場でどのように活かすかを考えるきっかけとなれば幸いである。
Yoshinori Ito (Wed,) studied this question.