症例1は59歳,女性.急速に増大する乳房腫瘤に対し針生検を施行し,病理結果は化生癌を最も考える所見であった.トリプルネガティブタイプで,術前化学療法としてペムブロリズマブ(PEM)+カルボプラチン+パクリタキセル(PTX)およびPEM+エピルビシン+シクロフォスファミド投与を行い,腫瘤は著明に縮小し,pCRとなった.症例2は56歳,女性.5年前に悪性葉状腫瘍の診断で,乳房部分切除術と術後放射線療法が施行された.その後肺転移再発を認め,肺切除検体からは化生癌の病理結果であった.その後腰椎に転移再発を認め,PEM+PTX投与によりPRを維持している.化生癌はトリプルネガティブタイプが多く,乳癌の中でも予後が悪い,化学療法が効きにくいといわれている.今回,免疫チェックポイント阻害薬のペムブロリズマブを術前化学療法で使用した症例,転移再発症例で使用した症例においての治療効果について報告する.
Ishikawa et al. (Wed,) studied this question.