低異型度腺扁平上皮癌(low-grade adenosquamous carcinoma:LGASC)は化生癌に分類される稀な乳癌であり,その多くはtriple negative type(TN)乳癌であるが悪性度は低い.病理学的所見において異型度の弱い胞巣や,扁平上皮分化の軽い部位であった場合,全体像を捉えられず悪性との確定診断を付けることが難しく,時に線維腺腫を代表とする良性腫瘍や硬化性腺症と診断されている例もある.大半のTN乳癌とは異なり,LGASCは比較的緩徐な臨床経過をとるため,適切な管理には,この病変を認識することが重要である.今回,画像所見では乳癌を疑うも,針生検では細胞異型が軽度のため悪性の診断には至らず,摘出生検によりLGASCとの診断がついた1例を報告する.
SHOJI et al. (Wed,) studied this question.