【症例】55歳女性.主訴は左膝痛と弾発,約1年前から左膝屈伸時に疼痛を伴う弾発が出現.身体所見で鵞足~内側関節裂隙にかけて膨隆・圧痛あり.膝屈伸時に膨隆部で鵞足の弾発を認め,mriで内側半月板の変性断裂と半月後内側に隣接した嚢胞性病変を認めた.内側半月板変性断裂に基づく半月板嚢腫に合併した鵞足の弾発と診断.術前にエコーガイド下で嚢腫に色素を注入後,関節鏡視下に半月切除を行い,色素漏出部より嚢腫の開口部を同定・拡大,用手圧迫により半月板嚢腫は消退した.術後は弾発消失し,嚢腫の再発も認めていない.【考察】半月板嚢腫は半月板水平断裂に関連して発生するとされるが,弾発症状合併例は稀である.当科で経験した本症例ではmriによる診断とエコー補助下に標識後の鏡視下治療が半月板嚢腫と鵞足部の弾発症状の根治に有用であった.
吉本 et al. (Wed,) studied this question.