【背景】踵骨骨折は足根骨骨折の中で最も頻度が高い.高所からの転落によるものが多く,1.8m以上の高さからの症例が60%以上を占める.今回,高所からの転落で受傷した踵骨関節内骨折に対し一時的創外固定術を行い,良好な成績を得たため報告する.【症例】患者は39歳男性で,4-5mの高さより転落し受傷した.粉砕型の右踵骨骨折depression type,Sanders typeⅡBの診断となった.緊急で創外固定術を施行し,内反転位の整復と軟部組織損傷の抑制を行った.Böhler角は18°から27°に改善した(健側39°).創外固定後の皮膚障害は生じず,受傷10日後拡大外側アプローチにてプレートによる内固定を行った.Böhler角は39°に改善した.術後8週の免荷期間の後,骨癒合を得て歩行可能となった.術後合併症として足底外側のしびれを認めた.【結語】踵骨骨折に対する一時的創外固定は,内反転位と粉砕の激しい骨折の整復の獲得と維持,軟部組織の保護に有効な方法であると考える.
津村 et al. (Wed,) studied this question.