我が国は,地理的条件から自然災害が発生しやすく,近年の気候変動影響を鑑み,マルチハザード(MH)発生リスク評価は今後重要となる.本研究では,素因を地震動と豪雨とし,気候変動影響を考慮した地震動・豪雨MH発生確率評価を目的とする.そのため,長期地震発生解析手法として,既存の内陸型・海溝型地震データや過去の地震データを用いて震度の時系列解析手法を構築した.また,d4PDFにより現在・将来気候下の豪雨発生状況を評価し,地震動と合わせてMH発生確率を東北地方の4水系で算出した.その結果,気候変動影響により豪雨発生回数が増加し,それに伴いMHの発生回数も顕著に増加することが示唆された.気候変動対応のために河川整備水準を引き上げることで,洪水だけでなく,MH発生回数の大幅な低減につながることが示された.
Kubota et al. (Thu,) studied this question.