近年,新たなアオコ対策として注目されるプロペラ式湖水浄化装置による対策効果発現メカニズムの解明及び将来的な本装置の設計論の確立を視野に,本装置による深層へのアオコ移送に伴い生じる水圧によるガス胞損傷及び沈降促進について,現地実験を実施した.三春ダム沿岸に集積したアオコを試料として,投下深度や深部滞在時間を複数設定したアオコ投下実験を行い,ガス胞損傷率や沈降率に与える影響を評価した.その結果,アオコのガス胞損傷率は約35%と完全に消失しないものの,沈降率は約95%と高い効果が得られること,この効果を得るためにはアオコを概ね深度25m以深となる水層に投下し且つ当該深度に20秒程度滞在させる必要があると見積もられた.これらの知見は,本装置が効果を発現する上での設計条件として適用できる可能性がある.
KIMURA et al. (Thu,) studied this question.