鉛直方向のパッシブ除振系では除振対象の自重を支持するための高い静的剛性と,固有振動数を低減化するための低い接線剛性の両立が必要である.著者らは,このような剛性を実現する手法として,既報においてγ型はり構造や形状記憶合金の座屈後非線形性を利用した除振系を提案してきた.上記の手法は,除振方向を鉛直方向のみに限定しており,適応対象が限られる課題がある.そこで本研究では,除振系の適用対象の広範化のため,システムの多自由度化に着目し,検討を行う.本研究では,γ型はり要素を用いた除振系の除振方向を鉛直平面内の2自由度に拡張し,その除振性能を検証する.
山元 et al. (Wed,) studied this question.