背景.リンパ節腫大の鑑別は多岐にわたり,悪性腫瘍を併存している場合,原疾患の進行以外にも治療に関連した病態も鑑別となる.また,皮膚病性リンパ節症は薬剤性皮膚障害によっても生じるがirAE皮膚障害に関連した報告例はない.症例.76歳男性,X-2年10月に左胸水のため近医より紹介受診,12月に悪性胸膜中皮腫と診断し,X-1年1月下旬よりipilimumab,nivolumab療法を開始.X-1年2月上旬からgrade 1のirAE皮膚障害が出現し,抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬で対応した.irAE皮膚障害はgrade 3まで悪化しX-1年12月中旬から治療を中断し,2日後からプレドニゾロン内服とした.X年3月上旬の体幹部CT検査で多数の表在性リンパ節腫大を指摘.3月中旬に右鼠径リンパ節を摘出生検し皮膚病性リンパ節症と診断した.結論.irAE皮膚障害によっても皮膚病性リンパ節症が生じ得る.悪性腫瘍治療中にリンパ節腫大が生じた場合,様々な病態を考慮し生検を行うことが望ましい.
Kodama et al. (Fri,) studied this question.