統合失調症,自閉症スペクトラム障害(ASD),うつ病などの精神疾患の発症原因は解明されておらず,いまだ明確な診断基準および根治療法となる有効な治療薬はない.これは,精神疾患患者群が実際にはヘテロな集団であり,臨床試験においては単一の集団として扱うことで,精神疾患治療薬開発の成功率が低くなってしまっていることが原因の1つと考えられる.このような背景のもと,精神疾患の診断および治療薬開発において,DSM-5やICD-11のような症候群による分類に基づく診断ではなく,Research Domain Criteria(RDoC)のような客観的なバイオマーカーによる層別化の必要性が提唱されている.さらに,精神疾患の病態解明および治療薬・治療法の開発には,非臨床研究と臨床研究の相互のトランスレーションのためのヒトと実験動物をつなぐ共通の客観的指標が希求されている.
Hideki Miwa (Sat,) studied this question.