症例は17歳男性. 右鼻腔内腫瘤を認め, 画像精査で髄膜脳瘤が疑われ根治手術を施行した. 右汎副鼻腔を開放後, Draf IIb にて右 frontal beak を削除し, 腫瘤を切除した. 再建は大腿筋膜2層と, 中隔後鼻動脈を栄養血管とする右有茎鼻中隔粘膜弁を用いた. 有茎鼻中隔粘膜弁は, 上鼻甲介を温存しかつ嗅粘膜の被覆を避けるために, 上鼻道を経由させ, 欠損部を被覆した. 術後1年6カ月が経過したが, 再発所見や髄液漏, 嗅覚低下を認めていない. 有茎鼻中隔粘膜弁を用いた前頭蓋底再建では, 嗅覚への影響を最小限にするため, 経上鼻道的に再建を行うことも考慮すべきである.
Suzuki et al. (Fri,) studied this question.