Preoperative IVIG and romiplostim can safely manage severe thrombocytopenia in ITP patients undergoing cardiac surgery with cardiopulmonary bypass.
免疫性血小板減少症(immune thrombocytopenic purpura: ITP)を合併した症例では,人工心肺を使用する周術期において,血小板数の急激な減少が起きることが問題となりうる.今回われわれは,ITPの診断下でエルトロンボパグ治療中の左房粘液腫および心房細動を有する患者に対して,粘液腫切除術とメイズ手術を施行した.当初,循環器内科において心房細動による左房内血栓を疑われたためエルトロンボパグ内服を中断し抗凝固療法を施行したが,6日間で血小板数が19.2から7.1まで急減した.このため,術前よりITP治療を安定的に継続できるよう計画を立案し,術前にγグロブリン大量投与(intravenous immunoglobulin: IVIG)を行い,さらに術当日にロミプロスチム皮下注を併用した.エルトロンボパグの再開時期によっては血小板が過度に増加する可能性があったため,術後の血小板減少傾向を認めた時点でエルトロンボパグを再開し調整を行った.術中・術後を通して大きな出血をきたすことなくコントロール良好に経過した.術前に内科入院時より洞不全症候群があった.術後は洞性脈を維持できていたが,徐脈になったため,術後23日目にはペースメーカー植え込み術を施行した.術後34日目に自立歩行可能な状態で退院に至ったので報告する.
Hatada et al. (Thu,) studied this question.