【目的】看護師が放射線検査に携わる機会が多いにもかかわらず,実臨床においても放射線に関する知識を習得する機会が少ないのが現状である.本研究は,東北医科薬科大学病院(以下,当院)の新入職看護師を対象に放射線に関するアンケートを実施し,看護師の放射線の知識の現状を明らかにするとともに,放射線教育の重要性について検討する.【方法】2022年度4月に新規入職した看護師77名を対象とした.アンケート項目は,看護師養成課程での放射線教育の受講経験,放射線被ばくに関する知識,放射線部門で勤務意向などであった.【結果】看護師養成課程における放射線教育の受講経験割合は58.4%であったが,放射能と放射線の相違がわからない割合が93.5%,また,ポータブル撮影時の安全距離に関する知識や,被ばくによる子孫影響に関して誤解がみられた.一方,今後放射線に関わる部門で働きたいと思っている割合は62.3%であった.【結語】当院新入職看護師においては,放射線に関する基本的な知識の不足や誤解が認められた一方,放射線業務への関心があることが示された.
Morishima et al. (Thu,) studied this question.