要約 近年、多くの社会学的、心理学的、疫学的研究が、裕福な資本主義社会における社会的不平等の症候群、地位への関心、そして社会問題の出現に焦点を当てている。基本的な前提は、増大する競争圧力が人々にストレスを与え、地位争いの中で小さな優位性を求めさせるというものである。この背景のもと、本研究は地位追求、地位不安、競争的な労働環境と自己最適化行動傾向との関係を検討する。ドイツの労働人口を対象とした代表的な調査データ(N = 3551)を用いて、個人の高い地位を求める傾向は、認知機能を高める目的で医学的必要性のない処方薬の使用意欲という形での自己最適化傾向と正の関連があることを示す。この効果は地位不安および競争的な労働環境によって調整され、すなわち不安が強い地位追求者や競争の激しい職場の地位追求者は特に自己最適化する意欲が高い。本結果は、特に野心的な個人にとって職場での肯定的な地位経験(評価されていると感じること)が重要であることを強調している。
Schneickertら(Thu,)は本研究課題を調査した。