多様な物性を有する河道内植生が流れ場に及ぼす影響をモデル化するためには,形状が複雑な植生要素の抗力特性を評価することが不可欠である.本研究では傾斜角を系統的に変化させた単一円柱周りの流れ場を対象に水路実験を実施し,円柱の傾斜角が平均流構造と抗力特性に及ぼす影響ついて考察する.縦断面piv・水平面pivによる流速計測結果より,傾斜円柱近傍では下降流や上昇流を伴う三次元的な平均流構造が発達することが示された.また,このような円柱近傍の三次元的な流れが円柱背後への運動量輸送に寄与し,傾斜角の増加に伴って後流領域が縮小することが示唆された.さらに,直立円柱および傾斜円柱に対する抗力計測結果から,傾斜角が30°を超える条件では円柱背後の後流域が消失し,その結果,抗力係数が急減することが示された.
MATSUMOTO et al. (Thu,) studied this question.