近年,地球温暖化に伴う災害外力の増加による大規模豪雨災害が危惧されており,その対策として環境に優しい流水型ダムが注目視されてきている.そのため本研究では,流水型ダムの常用洪水吐の閉塞問題に関して,洪水吐がダム堤体中央部の河床と同じ高さにある流水型ダムの貯水池内の流木の捕捉について調べた.流木模型は4種類の長さとした.その結果,洪水吐の高さよりも1.2倍程度長い流木は,洪水吐の幅より短い流木と同様に捕捉されることなくほとんどが流下するが,1.6倍程度になると最初の数本捕捉されると後続の流木が捕捉され洪水吐が閉塞された.流木リチャードソン数が1未満のケースでは,短い流木は捕捉されず長い流木は洪水吐を閉塞するように捕捉され,1以上のケースでは,流木長に関わらず流木が貯水池内に浮遊し捕捉された.
HIRAKAWA et al. (Thu,) studied this question.