低濃度(0.1%)sds抽出液でタンパク質を抽出し,低速遠心後の上清をsds-Pageで解析する方法を用いて,(1)鶏卵およびサケ卵の加熱変性,および(2)さまざまな脊椎動物筋肉の加熱変性について調べた.サケ卵では,40°cから80°cに温度を上げるにつれてバンドが薄くなったが,90°cと100°cでは再びバンドが濃くなった.これはコラーゲンが高温で可溶化したため,他のタンパク質が可溶化されたと推測された.一方,脊椎動物筋肉の比較研究で,肉片を先に加熱してから破砕した場合(肉片加熱)と,先に破砕してから加熱した場合(溶液加熱)を比較したところ,ニジマスとウシガエルでは100°c加熱で差が出たのに対し,イリエワニ,ニワトリ,ブタでは,60°c以上の肉片加熱でバンドが薄くなった.後者は結合組織が発達し,加熱でタンパク質間の結合が強固になり,60°c以上でタンパク質が抽出されにくくなったと推測された.
Oh-Ishi et al. (Thu,) studied this question.