要旨 本稿では、擾乱およびスイッチング通信トポロジに服する非線形マルチエージェントシステムにおける分散型ナッシュ均衡(NE)探索問題を検討する。擾乱および未知の非線形成分を補償するために、高利得オブザーバ、拡張状態オブザーバ、固定時間収束の技術を統合したオブザーバを設計した。漸近的あるいは指数的収束を示すオブザーバと比較して、提案する固定時間オブザーバはより高速な推定を保証し、これによりNE探索アルゴリズムの収束も加速される。また、本稿の非線形成分は、個々のプレイヤーの非線形動力学およびマルチエージェントシステム内の非線形結合の両方を表現するようにモデル化されており、オブザーバの適用範囲を拡大している。オブザーバの補償を用いて、NE探索アルゴリズムはコンセンサスプロトコルと勾配プレイに基づいて設計され、部分的な意思決定情報およびスイッチングトポロジ下で非協力ゲームのNE近似をマルチエージェントシステムに可能にする。通信トポロジを交換可能な無向連結グラフの集合としてモデル化することにより、スイッチング通信トポロジを含むシナリオを処理できる。提案アルゴリズムの有効性は数値シミュレーションにより実証された。
Niu et al. (Tue,) はこの問題を研究した。