セメント工場のロータリーキルン台座コンクリートから採取した1本のコアから、分析試料を2箇所抽出し、それらのうち構造物表面からより深い位置にある試料においてポルトランダイトが検出されなかった原因を検証した。偏光顕微鏡および電子顕微鏡による観察の結果、この試料では細骨材の石英やチャート粒子の縁に、11åトバモライトを主成分とする反応帯が確認された。この反応帯は、キルンからの熱を受ける環境下で、コンクリートの微細空隙中の水を介して、骨材の石英とポルトランダイトが反応することで形成されたものと考えられ、この反応によりポルトランダイトが消失したと結論づけた。
TAMURA et al. (Mon,) studied this question.