要旨 再発性の乾燥は地中海および半乾燥地域におけるアーモンド生産をますます脅かしており、安定した適応形質を持つ植物遺伝資源の活用が求められている。本研究では、年ごとに降雨変動が特徴的な半乾燥環境の雨水利用条件下で栽培された41品種のアーモンド遺伝資源について3年間にわたる多遺伝子型評価を報告する。形態的、生理的および生化学的形質において、遺伝子型および年間変動性が有意に認められた。クロロフィル含量(PC1との相関係数r=0.7、変動係数<12%)が安定した主要識別形質として浮上した。葉窒素含量、木材密度、収量および葉面積も多変量解析において遺伝子型の識別に有意に寄与し、第1主成分で総分散の60%を説明した。2段階の階層的分類により、耐乾性、中間性、感受性遺伝子型が一貫して分離された。評価対象の遺伝資源の中では、『Princesse n° 3』『Ferragnes*princesse 23』『F1 melange 68/2』『L 158』『II A 7』『(486*217)16』『GN9』が高性能かつ耐乾性のある遺伝子型として特定され、アーモンド育種および保存計画における潜在的価値を示している。この統合的な多年度表現型評価アプローチは、耐乾性アーモンド遺伝資源の同定と利用のための堅固な枠組みを提供する。
Aboumadane et al.(Mon,)が本課題を研究。