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双極子または不均一性による分極能を持つ材料の誘電率の実部、ε′は、周波数の減少関数であるべきであり、一方、虚部ε″は最大値を持つべきであり、これは通常異常分散と呼ばれる挙動の一種である。異常分散が発生する周波数は、分極の緩和時間τによって決定される。双極子分極のτの温度による変化は主に粘度の変化によるものであり、一方、マクスウェル・ワグナー分極のτの値は誘電体の構成要素の誘電率と導電率に依存することが示されている。グリセリンに対しては、30サイクルおよび98×10⁶サイクルで異常分散が観察され、中間周波数で明らかな不連続性はないことが示されている。ε″ maxの値は、双極子分極の予測通り、温度が低下するにつれて増加する。ハローワックスと紙においても異常分散が観察されるが、グリセリンとの顕著な違いは、ε″ maxの値が温度が低下するにつれて減少することである。この挙動は、一方の成分が他方よりもかなり大きな導電率を持つ不均一な誘電体におけるマクスウェル・ワグナー分極に対して予測されるものである。ハローワックスと紙における異常分散はマクスウェル・ワグナー分極に起因し、グリセリンにおけるそれは双極子に起因することが示されている。
S. O. Morgan(Mon,)はこの問題を研究した。