内水氾濫被害軽減のためには,下水道流れを考慮した1次元-2次元排水モデルが有用なシミュレーション手法といえる.しかし,このようなモデルには下水道網の配管情報が必要であり,必ずしも容易に入手できるものではない.本研究では下水道データの欠落を克服することを目的として容易に入手できる道路網から構築した仮想下水道網の構築手法を提案し,その適用妥当性について評価する.本手法ではネットワークとして,道路網のうち幅員が3mより大きいもののみを用いたもの,さらにそこからKruskal法により最適化したものの2種類の検討をした.その結果,浸水面積に関しては両者とも再現性は高いことが確認された.氾濫水量や浸水深分布に関しては,最適化したネットワークを用いることで実際のデータを用いた解析結果に近づくことが示された.
MATSUI et al. (Thu,) studied this question.