教職生涯全体を通じて「学び続ける教員」の実現に向けて,現職教員の学び直しを推進していくことが求められている(中央教育審議会,2024)。本研究では,Kolb(1984)の経験学習理論に基づき,理科を学習指導する教員の資質能力を変容させるための「循環型1on1研修フレームワーク」を開発し,実証することを目的とした。その結果,以下の諸点が明らかとなった。1)「循環型1on1研修フレームワーク」は,理科教員の資質能力を変容させるのための教員の学習理論として,本事例において駆動したことが確認された。2)「循環型1on1研修フレームワーク」の過程を経て,課題に対して疑問を抱き,問いを生成し,経験を身体化していくことで,課題としていた資質能力への認識が徐々に自覚化されていくことが示唆された。3)1つの単元を通して「循環型1on1研修フレームワーク」に基づき研修を行うと,理科教員の資質能力が変容することが示唆された。
HOKARI et al. (Mon,) studied this question.