教育改善プロジェクト「教育のDX化のためのアプリケーションの検討」では、教育DX推進の一環として大学授業に教育アプリを導入した実践と、それを支えるICT基盤の課題について検討を行った。昨年度の報告ではKahoot!やSlidoを活用することで学生の集中力や学習意欲が向上するなどの教育的効果が示された一方、大学の無線LANの不安定さから学内学習管理システムを用いた試験を断念せざるを得ない事例も確認されていた。教育アプリは語学教育を中心に学習者の気づきや作文活動への接続に有効であることが明らかとなったが、大人数授業や全学必修科目などで同時アクセスが集中する場面では、通信環境やサーバの安定性が課題として浮き彫りになった。以上の問題は全国の大学でも共有されており、整備事例が指摘するようにピーク需要をすべて吸収する設計は非効率であり、現実的な基準に基づいた整備と補完的な運用が求められる。教育アプリの効率的な活用には制度的支援による基盤整備が重要である。
大橋 et al. (Thu,) studied this question.