令和6年能登半島地震ではMw7.5の地震とそれに伴う津波や火災が発生するマルチハザード災害となった.このうち津波火災と推測される事例が珠洲市宝立町鵜飼地区と能登町白丸地区の2か所で発生した.本研究では,白丸地区の火災発生エリアに着目し現地調査と数値解析を通じて津波氾濫・建物被害状況を明らかにした.その結果,流失建物を考慮した津波計算において流体力の約3倍の衝突力が発生し,流体力自体の増加も確認された.また,建物流失のタイミングに不確実性があることから,複数時刻における漂流シナリオを再現した結果,漂流挙動が流失時刻によって大きく異なることが判明した.流失建物が道路を越え他の建物に衝突するケースも見られ,これが火災の延焼経路として機能する可能性が示唆された.
KUBOTA et al. (Thu,) studied this question.