本研究では,干潟で広範囲に生息するコメツキガニ(Scopimera globosa)の生息分布を把握するため,機械学習を用いてコメツキガニ巣穴の自動検出を行った.本モデルでは教師データにデータ拡張を適用させることで検出精度の向上を試みた.その結果,データ拡張の適応範囲を適切に設定すればコメツキガニ巣穴を精度良く検出することができた.その際,気象等の撮影環境が異なる状況においてもコメツキガニ巣穴検出は可能で,Precisionは0.676,Recallは0.736であった.さらに,本研究手法を用いてコメツキガニの個数密度の季節変化を捉え,現地観察により報告されている既往知見と類似性のある結果を確認した.これらの結果から本研究手法はコメツキガニの生息分布を把握するに当たって有効であると考えられた.
OHARA et al. (Thu,) studied this question.