生物学的製剤使用中の腱板内膿瘍,化膿性関節炎・骨髄炎に対してCLAP療法を行った1例を経験したので報告する.症例は体格の良い43歳男性.誘因のない右肩痛・挙上不能となり受診した.潰瘍性大腸炎でTNF-α阻害薬の皮下注射で加療中である.発熱はなく,血液検査でも炎症反応の上昇は軽度であったが関節液中からMSSAを検出,単純MRIにて棘上筋腱板内膿瘍,関節液貯留,上腕骨骨髄炎の所見を認めたため鏡視下に洗浄・滑膜切除術および関節内CLAP療法を施行.後日直視下で腱板周囲の洗浄デブリドマンとCLAP tubeの位置を腱板内部と骨髄内にも還流できるように調整した.術後3日で感染は沈静化,1年経過で挙上制限は認めていない.特に生物学的製剤使用中の症例においてはマスキングを考慮し病勢を評価する必要がある.腱板内膿瘍に対してCLAP tubeを腱板内に留置したことは有用であった可能性がある.
金澤 et al. (Wed,) studied this question.