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背景:甲状腺全切除術は甲状腺乳頭癌(PTC)に対する初期手術としてよく受け入れられていますが、甲状腺切除の範囲には論争があります。本研究は、甲状腺葉切除術を受けたPTC患者の長期臨床結果を調査し、初期手術としての葉切除術の適応を明らかにすることを目的としました。方法:1986年から1995年の間に葭町病院で治癒目的のために甲状腺葉切除術を受けた1,088例のPTC患者の症例を後方視的に分析しました。患者はいずれも術後の放射性ヨウ素(RAI)アブレーション療法を受けていませんでした。中央値の追跡期間は17.6年でした。再発やPTCまたはその他の理由による死亡を含むすべての臨床結果が評価されました。PTCの初期手術としての葉切除術の適応を確立するために、初期手術時の年齢、性別、原発腫瘍サイズ、外甲状腺浸潤、臨床リンパ節転移などの潜在的リスク要因を再発および疾病関連死亡との関連を統計的に評価しました。結果:手術から25年後の残存甲状腺再発なし生存率(RT-RFS)、区域リンパ節再発なし生存率(L-RFS)、および遠隔再発なし生存率(D-RFS)はそれぞれ93.5%、90.6%、93.6%でした。25年後の原因特異的生存率(CSS)は95.2%でした。一変量および多変量解析の結果、評価された要因のいずれもRT-RFS率と有意に関連していないことが示されました。腫瘍サイズ、臨床リンパ節転移、および外甲状腺浸潤はL-RFS率と有意に関連していました。D-RFSおよびCSS率は、45歳以上の患者群、腫瘍直径が40 mmを超える患者群、および外甲状腺浸潤がある患者群で有意に低下しました。これらの結果に基づき、年齢、腫瘍サイズ40 mm以下、臨床リンパ節転移の有無、外甲状腺浸潤の有無により患者を四つの群に分類しました。これらの四つのリスク要因のいずれもない患者はPTCで死亡することはありませんでした。一方、PTCで死亡した22人の患者はこれらの四つの要因の一つ以上に陽性でした。結論:RAIアブレーションなしで葉切除術を受けたPTC患者の長期的臨床結果は優れていました。これらの結果に基づき、葉切除術が45歳未満で腫瘍直径が40 mm以下、臨床リンパ節転移や外甲状腺浸潤がないPTC患者の治療において、甲状腺全切除術に対する有効な選択肢であると結論付けました。
松津ら(Mon,)はこの問題を研究しました。
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