【はじめに】大理石骨病は破骨細胞の機能不全に伴う骨のリモデリング障害により固く脆弱な骨形成をきたす稀な疾患である.骨折の観血的治療では手術手技および骨癒合の遷延が問題となる.今回,大理石骨病を背景とする大腿骨骨幹部骨折および術後インプラント破損,再接合術を経験したので報告する.【症例】小児期に大理石骨病と診断された44歳男性.屋外転倒で大腿骨骨幹部骨折を受傷し外側プレートを用いて骨接合術を行った.その後骨癒合は得られず,術後9か月でプレートの折損に至った.改めて骨接合術を行い,外側および前方にプレートをあて固定した.2回目の手術後1年2か月経過時点で骨癒合は見られていない.【考察】大理石骨病を有する大腿骨骨折は近位部骨折の報告が多く,骨幹部骨折に関する報告は少ない.同様の骨幹部骨折の報告では外側および前方プレート固定後に骨癒合が得られており,本症例においても今後骨癒合の可能性が考えられる.
八木 et al. (Wed,) studied this question.