【はじめに】膝蓋骨粉砕骨折は,強固な固定法が困難であり後療法に難渋することが多い.今回,patellar locking plateを使用したが,膝蓋腱再建を含む再手術を要した一例を経験したため報告する.【症例】54歳 男性.バイク事故により右膝蓋骨粉砕開放骨折を受傷した.受傷同日に洗浄・デブリドマンを施行し,受傷11日にpatellar locking plateを用いて骨接合術を行った.術後1週より愛護的に可動域訓練を開始したが,術後2週2日に創部離開を認めた.膝蓋骨は高位を呈し,下極骨片および付着する膝蓋腱の損傷が疑われたため,術後4週2日にハムストリングを用いた膝蓋腱再建を含む再骨接合術を施行した.再手術後は段階的に可動域を拡大し,術後4か月で屈曲115度を得ている.【考察】patellar locking plateは有用性が報告されているものの,特徴を十分理解したうえで適応症例の選定を含め,綿密な術前計画や正確な手術手技を要するものである.
兼田 et al. (Wed,) studied this question.