原発性悪性骨腫瘍は若年者に好発し,広範切除後に腫瘍用人工関節による再建が行われる.長期生存が期待される若年者ではインプラントの耐久性が重要であり,ステム折損は再置換を要する重大な合併症である.本研究では,当院で腫瘍用人工膝関節置換術を施行した15例を対象に,再置換群と非再置換群を比較しステム折損の要因と固定方法の関連を検討した.折損は全例でside plate型細径ステムに発生し,最遠位の非貫通孔付近に集中していた.一方,非再置換群は全例セメントレスtapered型ステムで,いずれも術後10年未満の経過ではあるが,折損や緩みは認めていない.長期耐久性の観点では太径ステムが理想とされるが,若年者では髄腔径の制約により選択が困難な場合も多い.細径tapered型ステムは短期成績において良好であり,今後は長期成績の蓄積と多様な解剖学的条件に対応可能なインプラント設計の改良が求められる.
水迫 et al. (Wed,) studied this question.