地形・地質や土壌等, 地震時の斜面崩壊の危険度やタイプに影響を及ぼすと考えられる因子によって斜面を区分したマップを, ゾーニングマップと位置づけ作成した。具体的には, シームレス地質図V2をもとに工学的岩盤分類を考慮した地質区分と, DEM地形分類図をもとに岩盤深度と傾斜を考慮した地形区分を作成し, テフラと平野部の小規模な崖に関する補足データを加えて, 7区分にゾーニングし, 1/4地域メッシュ (約250m) の解像度でマップを作成・公開した。さらに, 2016年熊本地震の事例について, ゾーン・傾斜毎に地震動と崩壊面積率の関係を調べ, それらの関係は一様ではなく未固結層, 軟質岩, 硬質~中硬質岩の崩壊面積率と斜面勾配に対する関係は異なる事がわかった。地形・地質双方を総合的に考えたゾーニングマップにより, ゾーン毎のモデル構築が可能となり, 斜面崩壊の発生可能性のより適切な推計に寄与する可能性があると考えられる。
Iwahashi et al. (Thu,) studied this question.