本研究では,2016年8月の豪雨による十勝川流域の洪水を対象とし,これに類似する豪雨事例をd4PDFから抽出し,降雨流出・河川流解析を行った.2016年実績,過去気候,4度上昇気候における降雨量と河川水位を比較して気候変動が河川洪水に及ぼす影響を評価した.実績降雨量は過去気候の上位,4度上昇気候の下位に位置づけられる一方で,洪水ピーク時の河川水位は,事前降雨の影響を大きく受けて4度上昇気候の上位に位置づけられることが分かった.また,過去気候と4度上昇気候を比較して,降雨量は1.4~1.6倍に増大し,河川水位がHWLを超過する区間は19.3倍に増大し,氾濫水量は2593倍に増大し,これらの増加率は非線形的に増大していくことが分かった.
ITO et al. (Thu,) studied this question.