37歳,男性。車いす生活による仙骨部の慢性潰瘍から発症した有棘細胞癌と左鼠径リンパ節転移に対して,前医で原発巣の拡大切除,左鼠径リンパ節郭清を実施された。その後,右鼠径,右骨盤内(閉鎖領域)のリンパ節転移の出現あり当科紹介となった。右鼠径骨盤内リンパ節郭清術,術後放射線療法を施行したが,右仙骨リンパ節転移が出現。Nivolumabによる治療を開始し,6ヵ月で著明な縮小を認め,部分奏効した。現在まで新たな転移や再発はみられていない。臀部の瘢痕癌は有棘細胞癌の中でも予後不良とされるが,nivolumabは瘢痕癌に対する新たな治療戦略となる可能性があると考え,報告する。
SUGIURA et al. (Wed,) studied this question.