巨視的弾性状態を含む弾塑性応答を高精度に再現可能な材料モデルを開発するとともに,繰返し弾塑性fem解析を活用した疲労亀裂発生および進展寿命評価手法が提案され,ct試験片や荷重非伝達型十字継手などの溶接継手の寿命評価などが実施されてきた.本研究では従来の疲労亀裂発生および進展寿命評価手法を拡張し,疲労亀裂の発生条件に水素環境下における鋼材の延性特性を考慮する手法の提案を行うとともに,水素環境下で実施された疲労試験結果に対して予測精度の検証を行った.その結果,水素環境下において疲労亀裂進展速度が最大で約30倍に加速する現象,また水素ガス圧力に依存する疲労亀裂進展速度の挙動を概ね再現可能であることが確認され,提案手法の有用性が示された.
NAKAMURA et al. (Thu,) studied this question.