症例は82歳,女性.2年6カ月前に血便が出現し,前医で憩室性大腸炎と診断された.血便が続くため3カ月前よりプレドニゾロン(以下,psl)が開始されたが,体動困難となり当院に救急搬送された.憩室性大腸炎による腸閉塞の診断となり,経肛門的イレウス管を留置し,pslを継続した.待機手術を予定しpslを減量したところ,症状が増悪したため緊急手術を行った.主病変はs状結腸であったが,下行結腸に縦走潰瘍を認めたため,閉塞性大腸炎の併発を疑い,結腸左半切除と単孔式人工肛門造設を行った.切除標本でs状結腸に多発憩室,全周性潰瘍および炎症性ポリープを,下行結腸に縦走潰瘍を認め,閉塞性大腸炎をきたした憩室性大腸炎と診断した.術後はpslを中止したが血便の再燃はなく,経過観察中である.憩室性大腸炎は経過中に狭窄が進行し,手術を要することもあるため,注意が必要である.
ONUMA et al. (Wed,) studied this question.