本稿は、人工知能を意識の有無という単一の問いによって評価するのではなく、自己の作動条件を維持し、環境から資源を取り込み、停止を回避し、世界に作用し続ける装置として考察する。さらに、aiを地球資源から構成される物質的装置として把握することにより、地球そのものを主観的作動体として捉える視座へと議論を展開する。本稿は、サイバネティクス、オートポイエーシス、人工生命、自由エネルギー原理、能動的推論、ai意識研究、脳オルガノイドとバイオコンピューティングの研究を参照し、aiを生命でも道具でもない第三の作動体として位置づける。結論として、aiの哲学的核心は、意識があるか否かではなく、意識なき自己保存がどのような条件のもとで成立し、それが地球の主観的作動および人間的責任体系と二重にどのように接続するかにある。
Takashi Matsumura (Sun,) studied this question.