心理療法における効果的な介入には、言語的・非言語的側面を含む対人相互作用のプロセスを精緻に把握することが不可欠である。本シンポジウムでは、ai、脳間同期、機械学習などの先端技術を活用し、心理療法における対話と共感形成のメカニズムを解明しようとする試みを紹介する。まず、aiで生成された表情画像が、事前に「ai生成物である」と教示されたか否かによって、受容のされ方にどのような変化が生じるかを検討した研究を紹介する。続いて、セラピストの自己開示の内容がクライエントとの脳間同期や視線パターンに与える影響を分析したマルチモーダル研究を紹介する。最後に、非対面セッションにおけるセラピストの表情に対するクライエントの主観的評価を機械学習によって予測する研究を紹介する。これらの話題提供を踏まえ、臨床心理学と先端技術の両面から睡眠・共感・医療コミュニケーションを研究する指定討論者を迎え、先端技術の応用可能性や今後の課題について多角的に議論を深める。
Iwayama et al. (2025) studied this question.