令和6年能登半島豪雨による塚田川流域の土砂・洪水氾濫の実態と被害状況を明らかにするために,現地調査と住民撮影画像の解析,降雨-土砂・流木流出解析を行った.塚田川沿川のほぼ全ての範囲で氾濫が生じ,河川流と氾濫流が一体的に流下する形態であった.特に顕著な建物被害である「流失」は,流木捕捉による河道閉塞橋梁周辺に集中しており,流域からの大量の土砂・流木の供給と流下が被害の拡大に影響したと推察される.石堂橋周辺の住民撮影静止画・動画から,標高の低い橋梁による流木捕捉をトリガーとして約2.9m/5分の急激な水位上昇が生じ,堤内地を短絡する流れによって建物流失が生じたことが示唆された.降雨-土砂・流木流出モデルは各支川からの断続的な土砂・流木の供給が増水期に生じ,河道閉塞した後に流量ピークが到達したことを示唆した.
KASHIWADA et al. (Thu,) studied this question.