症例は48歳女性.来院当日からの頭痛・視力障害で受診.受診時全盲で,軽度の左下肢麻痺を認めた.脳MRI拡散強調画像で両側後頭葉を中心に高信号を認め,FLAIR画像で橋に高信号を認めた.脳MRAではすべての脳動脈が攣縮していた.可逆性脳血管収縮症候群と脳梗塞の合併を考え,エダラボン・ロメリジン・バイアスピリンなどで治療を開始した.また全身検索の結果,Basedow病の合併を認め,治療を追加した.当初5日ほどは脳画像の悪化を認めたが,以降は神経症状は緩徐に改善した.第35病日には左麻痺は消失,視力は手動弁レベルとなり,リハビリ転院となった.発症5カ月後の両眼視力は0.3となり,室内activities of daily living(ADL)は自立となった.甲状腺機能亢進症が脳血管の攣縮を誘発した可能性がある.
Hayashi et al. (Thu,) studied this question.